ん〜 まず否定から入るか〜 素直じゃないな〜(笑)

(鎌倉 妙本寺の海棠の花)
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皆様、大変永らくご無沙汰致しておりました。
コールヴァフナ集客委員長の愚かなる道楽者、鎌倉太郎です!
今年10月の定期演奏会でヴァフナ恒例の(タダタケステージ:多田武彦作曲)は、詩人中原中也の五つの詩を男声合唱組曲にした『冬の日の記憶』を歌います!
この『冬の日の記憶』の詩と直接関係はありませんが、私は『中原中也』と聞くと、真っ先に思い浮かぶのは、鎌倉文士としても名高い文芸評論家、小林秀雄のエッセー『中原中也の思い出』(昭和24年)です。
昭和12年4月、中原中也が亡くなる年の春、鎌倉市比企ヶ谷の妙本寺に美しく咲く海棠の花を、中原中也と小林秀雄が一緒にながめた時の思い出を、その12年後に記したエッセーです。
『そうだ、時は今なり!ヴァフナ有志とその仲間家族で中原中也を忍ぶ鎌倉遠足を企画しよう!』
またぞろ道楽の虫がうずきはじめました(笑)

鶯の美しき歌声鳴り響く小雨降るなか、海棠の花が今年もまた麗しく咲いていました。

丁度お昼時、老舗弁当店『大船軒』の『湘南しらす弁当』を皆で食べました!

今から丁度80年前の春四月、中原と小林は海棠を眺め何を話したのだろうか・・・かつて二人は長谷川泰子という女性をめぐり奇妙な三角関係にあったのでありました。
ここで集合写真

妙本寺を後にし、中原中也の住んでいた扇ガ谷の寿福寺など巡り、最後に鎌倉文学館を訪れました。
何と、偶然にも特別展『作家と歩く鎌倉』で、中原中也のブースがありました。
そこに、冒頭の『小林を誘って日本一の海棠を見に行く・・・』の文章も書かれてありました。

この遠足をしたからといって、どうという事はありません(笑)
ただ、物事には親しみをもって接すると、より理解が深まるものと私は信じています。
遠足はいくつになっても楽しいものであり、友情もまた深まるものです。
何と走行歩数:24000歩だったそうです!
その後はお定まりの宴会で夜は更けていくのでありました(笑)
さあ、定期演奏会に向けてヴァフナの練習はこれから本格化しまーす!