Long time no see セカンドテノールの愚かなる道楽者、鎌倉太郎です。
前回、マリちゃんのブログで紹介されていましたが、先週WAFNAは合宿でした。
そこで、ステージ順が正式に決まりました!
・『冬の日の記憶』(中原中也・詩/多田武彦・曲)
・『コダーイ無伴奏男声合唱曲撰』(コダーイ ゾルターン・曲)
・『時代』(ニューミュージックと呼ばれた歌たち)
・『St.Crispin`s Day』(シェークスピア・詩/スティーブ ドブロゴス・曲)
これから練習も佳境に入って参ります!
ところで、皆さん、『コダーイ』をご存知ですか?

コダーイ・ゾルターン(1882~1967)はハンガリーを代表する作曲家です。ハンガリー各地に残る民謡を収集、探求し、西欧音楽にハンガリー民謡の要素を取り入れた独自のスタイル確立しました。今年は没後50年に当たるメモリアルイヤーでもあるのです。
私が初めてコダーイの曲に出逢ったのは、今を遡る事30余年、私が現役の大学生の時でした♪
今から思うと、幾分声の幼さを感じますが、私はこの『マトラの風景』を歌った時、その東洋的響き、そしてコダーイの自らの故郷ハンガリーに対する溢れんばかりの愛情に深く胸を打たれました。爾来私の中で『コダーイ』は終生忘れえぬ存在となりました。

WAFNAでは、各曲ごとに班分けをして曲について調べています♪
私は当然の如く『コダーイ班』に所属いたしました!
コダーイはハンガリー各地を巡り(時には盟友バルトークと共に)、当時出だしの録音機材を持参して、民謡を収集しました。その時の苦労はいかばかりかと思うと頭が下がります。20世紀初頭、世界は急激な重工業化が進み、それまでの文化の多くが失われていった時代です。そんななか、コダーイ達の仕事は本当に大切で貴重なものだったのです。そして、収集した膨大な民謡をもとにして、多くの合唱曲、オーケストラの曲が生まれました。

それはさておき、『ハンガリー語』にはとても苦労しています(笑)
『ハンガリー語』は単語の頭に必ずアクセントがくるので、楽譜に単語が分かる様に印をつけました!
単語の意味も書き込むと、歌に対する理解もまた深まるものです♪

ゆく夏を惜しむがごとくムクゲノ花が麗しく咲いていました。
最後に私の座右の銘
『真にグローバルたらんとすれば、真にローカルであること!』By伊福部昭(ゴジラの作曲家)
コダーイも同じ思いだったと思います。
皆さん、10/21(土)武蔵野市民文化会館でお会い致しましょう!
http://www.musashino-culture.or.jp/sisetu/bunka/access.html