2019年06月30日

北原白秋 歌枕巡り 三浦三崎城ヶ島の旅(Part.2)

こんにちは、ベースのろーそくです。

ご指名を受けた気が致しますので(笑)
城ヶ崎ツアーの続きを綴っていきたいと思います!

さて、今回のツアーの舞台は、三浦半島の三崎・城ヶ島。
三浦半島といえば、読者の皆様は何を思い浮かべますか…?

そう、日本有数の漁獲量を誇るマグロを始めとした海鮮です!

もちろん、ツアー参加者のおじさんも
舌鼓を打ったわけであります。

というわけで、今回はグルメ編です(笑)


朝9時に三崎口駅に集合し、白秋の足跡を辿った我々。
12時を過ぎる頃には、当然お腹もペコペコ。

今回は、鎌倉太郎さまおすすめの食事処へピット・インしました!

DSC_0781.JPG

「ここの魚は美味しい」とは、
鎌倉太郎さまの受け売りですが、本当に美味しかった!

DSC_0780.JPG
地魚定食!これが1,500円?とは、本当にお値打ちでした!
身がプリプリとしていて、新鮮そのもの!
(あれ、昼間だっていうのにビールが見えますね?)


何より驚いたのはコレ!!
DSC_0779.JPG
分かりますか??


これ実は…



法螺貝なんです!

山伏が吹いている印象しかありませんでしたが、
身が食べられるなんて初めて知りました!

噛めば噛むほど旨味が出てきてボーノ!でした!
臭みも全くなし!


城ヶ島の味覚を存分に堪能した我々でした!
(ビールに冷酒で真っ昼間からほろ酔い気分〜〜)



その後、城ヶ島を再度散策した我々。
前回の記事でも紹介しましたが、馬の背洞門で記念写真!

DSC_0783.JPG
余談ですが、幅広い年齢層で構成されているコール・ヴァフナですが、
こんなふうに文字通り距離感が近いのは魅力の一つだと思います。
(ネット風に写真のタイトルを付けるなら、ズッ友でしょうか)



もちろん、その後も白秋に思いを馳せながら?お酒をたしなみました。
DSC_0784.JPG
城ヶ島と三崎港を結ぶ渡し船からの眺めです。
城ヶ島大橋が完成したのが1955年とのことなので、
白秋もこの景色をきっと眺めたことでしょう。

DSC_0785.JPG
もちろん、船の中でも杯を交わしたわけですが(笑)
(渡し船の乗船時間はわずか5分です)

そして、ツアーが終われば当然打ち上げ!
DSC_0786.JPG


あれ、ここまで書いて白秋の研究と飲みのどちらがメインなのか、
分からなくなってきました(笑)

まあ、今回の曲を歌う上で思い浮かべる情景があるというのは、
きっとプラスになることでしょう!


鬱陶しい梅雨の季節ではありますが、
皆様も三崎・城ヶ島へ訪れてみてはいかがでしょうか?
posted by chorwafna at 17:57| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月15日

北原白秋 歌枕巡り 三浦三崎城ヶ島の旅

セカンドテノールの愚かなる道楽者、鎌倉太郎です。

再びの登場、お許しください(笑)

さて、WAFNAでは昨年に引き続き、
北原白秋の詩を歌います。

『三崎のうた・第二』(多田武彦作曲)です。

詩人北原白秋は、大正2年(1913年)5月から約9か月間、
神奈川県三浦半島の突先、三浦三崎に住んでいました。

その後、小笠原父島、小田原と転居を重ねるのですが、
三浦三崎在住の時によんだ詩や、その想い出を民謡調にした詩に、
作曲家の多田武彦さんが端正に男声合唱組曲にしあげました。

私の故郷鎌倉とも近いので、(道楽の虫)が『づん』と疼きだし、
WAFNA団員有志で、
6/8(土)『北原白秋 歌枕巡り 三浦三崎城ヶ島の旅』を企画致しました!

先ずはやはり、城ヶ島ですね〜
私達の日頃の行いが良い(笑)ので、心配していた雨もあがり、
薄曇りのとても歩くのによいお天気となりました。

IMG_0035.jpg

島に渡り、今見ごろを迎えた紫陽花の小径を抜けるとそこに有名な歌碑がありました。

DSC_0534.JPGDSC_0535.JPG

『城ヶ島の雨』

〽雨はふるふる城ヶ島の磯に 利休ねずみの雨がふる♪

三崎在住の時に、白秋の詩が初めて歌謡になった曲です。

日本歌曲が好きな人にはたまらない名曲ですね。
私ももうかれこれ40年近く雨が降ってくると口ずさんでしまいます♪

この歌碑は昭和24年(1949年)にできたようで、今年で70歳になるわけですね!
時移り、星流れ、春風秋雨幾星霜、風雪に耐えながら、白秋の想いを、
伝えているのですね。名曲とはそのようなものなのです。

隣接する『北原白秋記念館』に立ち寄りました。

そこに、北原白秋が昭和14年(1939年)に書いた文章があり、読んだところ、
あまりの面白さに大爆笑してしまいました。

『この頃、三崎名産(白秋漬・城ヶ島の雨)という瓶詰の昆布煮が無断で売られているのに驚いた。』
『(利休鼠の雨が降る)というのは、どんな鼠が降ってきますか?ときかれて苦笑した。』

※利休鼠:緑色がかった灰色

ユーモアあふれる文章に人柄が偲ばれます。

IMG_0043.jpg

その後、島内を散策、この岩に波がぶち当たるのを見て、
思わず某映画会社のことを思い出すのは私だけでは無いはずです(笑)

白秋も同じ景色をみていたのでしょうね。

IMG_0053.jpg

(馬の背洞門)まさに『天然の美』ですね♪
ツアー参加のオジサン達です(笑)

今回は城ヶ島だけでなく三崎の白秋が実際に住んでいた場所も訪ねました。
見桃寺(けんとうじ)です。

IMG_0030.jpg

日本全国に白秋の歌碑は沢山あるでしょうが、
これは白秋生前、本人出席のもと除幕式を迎えた、
唯一の歌碑です。(昭和16年・翌17年白秋逝去)

DSC_0532.JPGIMG_0033.jpg

その後、散策中、あるバス停に遭遇しました。

〽惚れりゃ、ねこそぎ西浜がよひ♪

今回歌う組曲『三崎のうた・第二』の終曲『鰤網(ぶりあみ)』
の一節です。

漁師たちが、丘にあがり、『西浜』というところで、
(ねこそぎ)遊んでいるのでしょうね。
この詩の『西浜』がこのバス停の『西浜』かは今となっては知る由もありませんが、
バス停の目の前は、老舗のマグロ料理やさんが現在もあります。

さて、ただ私達は真面目に歌枕を巡っていただけでありましょうか・・・?

その辺りは選手交代で次につづきます!





posted by GUEST at 16:06| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする